2017年8月22日、エコチル調査国際ワークショップに出席しました。鉛中毒に関する講演では、過去にワインや化粧品、食器などに広く用いられ、そして近代ではガソリンにも鉛が含まれていたことがあり、身体に害を及ぼしていた歴史について学ぶことができました。中国では不老不死の薬にも鉛が用いられていたとのことで、「長生きしたい」という願いがむしろ身体に悪影響を及ぼしていたということは、とても悲しく感じました.
エコチル調査から化学物質が子どもたちの健康に与える影響が判明することで、子どもたちの発達・発育を守ることが可能になると、調査に携わる者として重要性をひしひしと認識し新たに心が引き締まる思いがしました。
エコチル調査大阪ユニットセンター 子ども療養支援士
江口 静香