虫歯予防を始めよう!-

 乳歯が生え始めたら、早速虫歯の予防をすることが大切です。歯磨きは虫歯予防の一番の方法ですので、次のポイントを意識して、お子さんの歯を守ってあげましょう。

乳歯が前4本そろったら・・・

 まず始めは、歯の手入れに慣れ、続けることが必要です。お母さんの指に清潔なガーゼを巻き付けて少しぬらし、赤ちゃんの歯をさっと拭きます。親指と人差し指でつまむようにして横にすべらせ、あっという間にすませるのがコツです。

臼歯が生えてきたら・・・

 いきなり歯ブラシを口に入れるのではなく、最初は歯ブラシに慣れるようにします。子ども用に歯ブラシを1本持たせておき、お母さんが楽しそうに歯磨きをして見せます。 徐々に歯ブラシを口に入れ、少しずつ慣れさせるのが良いでしょう。

ポイント1:食後はすぐに歯を磨きましょう。
 始めは、子どもに正しい歯磨きの仕方を教えるために子ども用の歯ブラシを使ってお母さんが磨いてあげてください。慣れてきたら子ども自身で歯磨きをし、お母さんが磨き残しがないかをチェックしながら仕上げ磨きをしてあげてください。仕上げ磨きは、いい親子タイムです。ひざの上に子どもの頭をのせて、お母さんも話しかけながらなど、楽しい時間になるよう工夫してみましょう。おやつを食べた後や外出時など歯磨きを出来ない場合には、水・お茶でぶくぶくうがいをして口の中に食べ物を残さないようにしてください。

ポイント2:フッ素入りの歯磨き粉を使用しましょう。
 フッ素は虫歯を予防する作用があります。口の中に長く含ませることで、よりフッ素の虫歯予防効果が発揮されます。ただし、まだぶくぶくうがいが出来ない子は歯磨き粉を飲み込んでしまう可能性があるので、飲み込まないようにやや下向きの姿勢で磨くように注意してあげてください。

ポイント3:デンタルフロスで歯と歯の間も念入りに磨きましょう。
 歯と歯の間に挟まった食べ物は歯ブラシでは取りにくく、また小さい子は挟まっているとは言わないため、仕上げ磨きの際にお母さんがチェックしてあげる必要があります。特に歯と歯の間の虫歯は気づかないうちに深い虫歯になり、歯ぐきが腫れて乳歯の後に出てくる永久歯の発育に悪影響を与えたり、正しい 位置に永久歯が生えなかったりすることがあります。そのため、お母さんがデンタルフロスを使って歯と歯の間に挟まっている食べ物を取り除いてあげる必要があります。その際、糸がほつれることがあれば、歯と歯の間に虫歯ができている可能性があるので、歯医者さんに診てもらうのが良いでしょう。

最後に

 糖分は、できるだけ通常の食事で摂取するように心がけてください。また、自分で歯磨きが出来るようになって、おやつ(アメやチョコレート、お菓子、清涼飲料水等)を食べる際にも、口の中に長く入れておかず、その都度ぶくぶくうがいをするように習慣づけてあげてください。
 1歳6ヶ月児健康診査・3歳児健康診査では、歯科健診が行われています。 定期的に歯医者さんに診てもらうことで、子どもの時から正しい歯磨き習慣を身につけるようにしましょう。

 
エコチル調査大阪ユニットセンター 特任研究員
佐田 みずき

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