虫刺され-

 夏に多い虫刺され。基本的には、刺されたのが1か所で、症状がかゆみだけならば、応急処置で様子をみることができますが、長引くかゆみやそれ以外の症状があれば病院を受診しましょう。

虫に刺された・咬まれた…ハチ・ムカデ・クモ・アリなど

 刺咬された瞬間に痛みで気づきます。刺し口の周りを指で圧迫して毒液を絞り出し、流水や石鹸で洗って冷やします。ポイズンリムーバーも役にたつかもしれません。程度が重ければ、抗ヒスタミン薬の内服やステロイド薬の外用を行います。掻き壊して「とびひ」にならないよう、しっかり治療することが大切です。

*アナフィラキシー:表のような症状があれば、足を高く挙げて仰向けになり、緊急に医療機関に搬送します。ハチに刺されるのが初めてでも、複数の個所を刺されると同様の症状が出ることがあります。

*残った毒針は、ピンセットで根元(皮膚に一番近い部分)をつまむか、硬いカードなどではじくように抜きます。指で抜くのは危険です。スズメバチ・アシナガバチでは毒針は残りません。

*セアカゴケグモ…側溝や遊具の陰、サンダルの中などに隠れています。咬まれると激しい痛みがあります。発汗・動悸・嘔吐などの神経症状に対し、抗毒素血清が必要なこともあるので、咬まれたら病院を受診しましょう。

虫に血を吸われた…ハエ類(カ・ブユ・アブなど)、ノミ類、ダニ類、トコジラミなど

 多くは吸われている最中ではなく、後から気づきます。蚊やブユなどは露出部、ノミは膝下に多発、イエダニは服の下の柔らかい部分などの特徴があります。
 虫の唾液中の物質に対するアレルギー反応のため、洗浄冷却、抗ヒスタミン剤内服、ステロイド剤の塗布などの治療を行います。
 マダニは、重症な感染症の原因となることがあります。つぶしたり、無理に引き剥がさず、病院で取り除いてもらいましょう。

毒針毛・毒棘に触った…ドクガ類、イラガ類など

 毛虫などによる接触性皮膚炎です。ツバキやサザンカにいるチャドクガの毛虫が多く、痒みの強い小さな丘疹が集まってできるのが特徴です。ガムテープなどの粘着テープを使って毒毛を取り除き、石鹸とシャワーでよく洗い流します。その後の治療は他と同じです。

 虫刺されを防ぐには、明るい色の長袖・長ズボンを着用し、裾は靴や靴下にたくし込んで肌の露出を抑えたり、虫除けグッズを活用するのが有効です。日焼け止めは先に塗り、虫除けを後に塗るようにします。衣服の上から虫除けをスプレーするのも効果的です。
 外で遊んだあとは玄関前で衣服をはたき、着替えや入浴をしましょう。その際には、お子さんの皮膚をよく観察してあげて下さいね。
 日頃から、危険な虫などについてお子さんと一緒に確認し、子供だけで近づいたり触ったりしない、見つけたら大人に言う、などの話し合いをしておくといいですね。

 
エコチル調査大阪ユニットセンター 小児科
野崎 史子

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