花粉症-

 長かった冬が終わり、百花花開く季節が来ると、花粉シーズン到来です。今回は花粉症についてお話します。

花粉症について

 花粉症は花粉によって生じるアレルギー疾患の総称で、全国調査によると、花粉症の有病率はおよそ25%と報告されています1)。子どもの花粉症は年々増加しており、5~9歳での有病率は13.7%で、10~19歳では31.4%と大人の有病率と変わりません2)
 花粉症の約70%はスギ花粉症とされており、スギ花粉の飛散は2月から4月にかけてピークを迎えます。その後、4月から5月にかけてヒノキ花粉が増え始めます3)

花粉症の原因

 花粉症は、体内に花粉が入ってきた時、「花粉は異物だぞ!」という情報が細胞へ送られることで生じる「免疫反応」です1)。症状としては、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどがあります。

花粉症の特徴

 花粉症はくしゃみ、鼻水、鼻づまりなど、風邪と症状が似ています。花粉症のかんたん診断チャートは以下の通りです1)。回答して結果を見てみましょう。

 

 

花粉症の予防

 花粉症は花粉数によってその症状の強さが変わるため、花粉を回避する事で症状を軽減することが可能です1)
1. 花粉情報に注意する。
2. 飛散の多い時は窓を閉めておく。
3. 飛散の多い時はなるべく外出を控えて、外出時にはマスク、メガネ、そしてツルツルとした花粉を落としやすい服装を心がける。

 

4. 帰宅時は、玄関に入る前に花粉を払い、うがいや顔を洗う習慣をつける。

 

花粉症治療での注意点

 妊娠中は、花粉症の症状が強くでる事もありますが、胎児に与える影響を考えると、妊娠4ヶ月の半ばまでは、原則として薬を避けた方が安全です。上記の対策に加え、薬を使わない方法、例えば、温熱療法、入浴、蒸しタオルなどの方法を試してみてはいかがでしょうか4)

おわりに

 ストレス、睡眠不足、飲みすぎなども花粉症を悪化させる因子であるため、規則正しい生活やバランスの取れた食事に心がける事も必要です。セルフケアと治療を合わせて、花粉症の季節を快適に過ごせるようにしましょう。

 
エコチル調査大阪ユニットセンター 特任研究員
崔 美善

【資料】
1) 大久保公裕監修.的確な花粉症の治療のために:[http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000077514.pdf](2018年3月2日アクセス)
2) 鼻アレルギー診療ガイドライン作成委員会.2009年版 アレルギー性鼻炎ガイド:[http://www.jaanet.org/pdf/guideline_nose05.pdf](2018年3月2日アクセス)
3) 厚生労働省.大久保公裕.はじめに ~花粉症の疫学と治療そしてセルフケア~:[http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/ookubo.html] (2018年3月2日アクセス)
4) 厚生労働省. 平成22年度リウマチ・アレルギー相談員養成研修会テキスト第5章 アレルギー性鼻炎・花粉症[http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/jouhou01.html](2018年3月2日アクセス)

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