妊娠を考えたら、葉酸を摂ろう!-

葉酸って何?

 ビタミンは、体の調子を整えるのに欠かすことのできない栄養素です。ビタミンは全部で13種類あり、その一つが葉酸です。葉酸は、その名の通り、葉もの野菜に多く含まれる栄養素です。その他の食品では、動物性食品である牛や豚のレバー、豆類、果物などにも多く含まれています。

妊娠と葉酸摂取について

 妊娠すると非妊時よりたくさんの葉酸が必要となります。推奨摂取量は、成人女性では1日240μgですが、妊婦さんの場合は2倍の480μgとなります。ほうれん草なら1日なんと10束分です。そこで、手軽に必要量を摂取できるサプリメントが勧められているのです。厚生労働省は、食品からの摂取に加えて、サプリメントから1日400μgの葉酸の補給を勧めています。サプリメントは、薬局やドラッグストアで買うことが出来ます。

妊娠前から葉酸を摂るよう心がけましょう!!

 葉酸というのは細胞の伝達情報が集まっているDNAの合成に必要なビタミンです。赤ちゃんが脳や神経を作る時期は妊娠3ヶ月頃までとなっていますので、この間に葉酸が不足すると、「神経管閉鎖障害」と呼ばれる病気のリスクが高まることが分かっています。
 この病気は、赤ちゃんの脳や脊髄(神経)の発生過程で、脊椎(背骨)が閉じないために、中を通っている脳や脊髄が体の外に飛び出してしまい、下半身の神経障害などが起こる病気です。

 赤ちゃんの脳や神経が作られるのは妊娠3ヶ月まで。とは言っても、妊娠に気付いた時にはもう妊娠3ヶ月だった、なんてこともしばしばです。しかし、これでは「時既に遅し」なのです。つまり、葉酸の摂取は、妊娠前から必要量を摂っておくことが、とても大切なのです。妊娠を考え始めた時点で、妊娠の少なくとも1ヶ月以上前から葉酸を1日400μg摂取しておくことが望ましいです。ただ、神経管閉鎖障害は葉酸欠乏だけが原因で起こるのではなく、他の様々な因子もありますので、葉酸を十分量摂取していたから必ず発症を防げるというものではないことはご理解ください。

 
エコチル調査大阪ユニットセンター 産婦人科医
柿ヶ野 藍子

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